システムエンジニア(SE)が転職するとき、SE専門の転職エージェントを活用するのが一般的になりました。また、SE転職の転職エージェントは、以下の2つに分類されることが多いです。
- エンジニア特化から始まった転職エージェント
- 総合的な人材紹介会社が、特定のジャンルに絞って運営する転職エージェント
例えば、「初めてのSE転職では圧倒的にレバテックキャリアがおすすめ！」で紹介した企業は、1.のエンジニア特化から始まった転職エージェントです。正社員のSE転職エージェント事業を始める前から、フリーランスエンジニア向けの事業を長年展開しています。
一方、今回紹介する「マイナビエージェントIT」は、大手人材広告企業の株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。リクルートと同レベルの知名度を誇る大企業ならではの、他のエージェントにはない魅力があります。
そこでこのページでは、「マイナビエージェントITがSEにおすすめできる3つの理由」を解説します。
Contents
マイナビエージェントの基本情報
| 年齢制限：20代～30代 |
| 求人数：6000件以上 |
| 未経験：可 |
| 対応エリア：全国 |
マイナビエージェントITは、20代～30代のITエンジニアが利用できるサービスです。39歳が上限ですが、SEとしての価値が最も高まる20代後半～35歳ぐらいまでが、一番利用しているといえます。
6000件以上の求人が常にあり、「さすが大手人材系企業のパワーだ」といったところでしょう。
また、マイナビエージェントITでは、IT業界未経験者でも求人を紹介できるのも特徴です。ただし、未経験といっても、独学で何かを学んできた人間と何もITをわかっていない人間では、紹介できる求人の数に違いはあります。
なお、マイナビエージェントITの圧倒的な求人数の中には、ITサポートやヘルプデスクを含む多くの選択肢があります。未経験からIT業界に潜り込むだけなら、難しいことではありません。
対応エリアも全国を網羅しているため、日本に住んでいてIT業界の仕事を探しているなら、まずは登録するべき転職エージェントがマイナビエージェントITです。
マイナビエージェントITでSE転職するべき理由
ここからは、SEがマイナビエージェントITで転職するべき理由についてお伝えします。
結論からいうと、マイナビエージェントITには、以下のようなメリットが存在するのです。
- 大手企業である「マイナビ」が運営しているため、求人数が豊富
- 日本中のホットな求人がある(首都圏・関西圏が多い)
- 20～30代までに特化している
これらのメリットを享受したいなら、マイナビエージェントITに登録するのが一番です。それぞれ、どういうことか順を追って解説させて頂きます。
1.大手企業である「マイナビ」が運営しているため、求人数が豊富
冒頭でも解説しましたが、マイナビエージェントITは、大手企業である株式会社マイナビが運営しています。そのため、他の転職エージェントと比較したとき、「求人数の豊富なITエンジニアの転職エージェント」という位置付けになります。
具体的には、取引社数だけでも15000社を超えており、圧倒的な選択肢の中から自分に最適な仕事を探せます。
なお、転職エージェントと比較されるサービスに、「転職サイト」があります。転職サイトには、企業の求人が全て公開されており、応募者は勝手に企業とやり取りするサービスです。
このような転職サイトは手軽に使える一方、以下のような問題を抱えています。
- 履歴書・職務経歴書の書き方を間違っていることに気がつかない
- 面接の正しいフィードバックがない
- 魅力のある仕事の場合、応募者が多すぎて面接できない
- 社外に知られたくない、新規プロジェクトの人材を求めている
このような状況下では、企業と求職者のミスマッチが多発してしまうものです。
そこで、マイナビエージェントITのようなSE専門の転職エージェントが生まれたことは、想像に難くありません。
特に、上記の3.や4.に当てはまる求人の場合、多くの人の目につく転職サイトより、転職エージェントを企業は利用する傾向があります。
そのため、大手転職サイトである「マイナビ転職」にすら掲載されていないような優良求人を見つけるためには、マイナビエージェントITに登録して紹介してもらうほか方法がないのです。
2.日本中のホットな求人がある(首都圏・関西圏が多い)
マイナビエージェントITは、大手企業のネットワークを生かして、日本全国のIT系求人を取り扱っています。主に取り扱っているエリアは首都圏や関西圏になるのですが、それでも都会以外の求人があるのは他のエージェントにはない魅力です。
例えば、IT業界は都会の一角に事業所を構えていることが多く、人混みが苦手な人には適していません。そのような方でも、「〇〇業界の運用SE」など上手く業種を選択すれば、膨大なエリアから働く場所を決められるのです。
なお、株式会社マイナビは、マイナビエージェントIT以外にも、様々な職種を紹介しています。その中でも、IT系の仕事が一番求人数が多いのが特徴です。
業種別では「33.6%がIT・通信系」、職種別でも「19.3%がIT・インターネット・通信系」となるなど、一番ホットな分野がIT業界なんです。
マイナビエージェントとしても、これだけ世間から求められているエンジニアを、軽く扱うはずがありません。IT業界で頑張ろうと考える気持ちがあれば、親身になって転職先を見つけ出してくれるでしょう！
3.20～30代までに特化している
マイナビエージェントITでは、主に20～30代のビジネスマンに仕事を紹介しています。これは、他のエージェントと比較すると、少し対象年齢が狭いです。
ただし裏を返せば、「あなたが20～30代である場合、マイナビエージェントITへの登録を大歓迎される」と捉えることもできます。
- 今の会社では自分の技術力が一番高いため、もっと技術力の高い会社を目指したい
- 将来的に起業を検討しているため、SI業界からWeb業界に転職したい
- 今の職場ではマネジメント職にステップアップできないため、大企業のプロパーになりたい
上記のような若いからこそできる挑戦を、受け入れる土壌があるのがマイナビエージェントITの特徴です。
IT職種の未経験者にも紹介できる仕事を取り揃えている
マイナビエージェントITでは、正社員経験があれば、IT職種未経験でも紹介できる仕事が存在します。IT業界は求人数に対してエンジニアの数が圧倒的に少ないため、未経験でもガッツがあれば挑戦できるのです。
20～30代の転職に集中しているマイナビエージェントITだからこそ、未経験者をITエンジニアに転身させる準備があります。新しいことに挑戦できる年齢なら、間違いなくあなたにマッチする転職エージェントです。
なお、仮にIT業界への転職が難しいと判断された場合でも、マイナビエージェントITという枠組みではなく、「マイナビエージェント」という枠組みで、他業界の仕事を紹介してもらえるのも特徴です。IT業界を含めた転職活動を行うつもりなら、大手企業ならではのメリットを受けられます。
マイナビエージェントITのネット上の評判
ここからは、マイナビエージェントITのネット上の評判を転載します。
ここでは、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の書き込みから、マイナビエージェントITを活用した利用者の生の声を考察することで、どのような考えでサービスが運営されているかが掴めるはずです。
ただし、2ちゃんねるは本音で語っている人が多い反面、誰でも書き込めるという性質上、嘘情報も多く含まれています。実際に利用してみて、良し悪しを判断するに越したことはありません。
あくまで、参考程度にとどめておいてください。
また、マイナビエージェントIT専用の掲示板ではなく、「マイナビのサービス全体のことが語られている掲示板」ということにも注意してください。
それでは、当サイトの管理人ヤマダが気になった書き込みを見ていきましょう。
書き込み例1
質問
昨日応募した企業2社から15時丁度に書類選考のお祈りメールが来てた
性別とか資格とかで一定の基準満たさない場合はシステムで弾いてる感じ？
回答
せやで。 応募があったら設定条件で自動足切りして、切った奴はそのままお祈りメールのキューに入れるんや。
受付メールからお祈りメールまで全部自動で、その間レジュメなんて担当者の目に触れる事はないで。
通過なら2営業日以内には何らかの連絡あるで。一週間とか返事待つのは馬鹿やで。
書き込み例2
大手や優良は応募者が多いから、全部選考していたら人事や現場がオーバーフローするよ
第一段階の選考を外部委託して、明らかに見込みのない応募者は排除して
その他の応募者や業務に注力した方がプラスだよ
企業も応募者が多すぎる会社と全く集まらない会社で
格差が広がっているよね
書き込み例3
ドタキャン、リスケ、無断欠席すると アカウントが汚れて 他の会社に応募するときでもこの人はそうゆうことする人ですってわかるみたいよ。
代理店挟んでマイナビで求人だしてるから、どんな表示になるかしらんけどな。
書き込み例4
マイナビはまだWeb選考通る率が一番高いかな
リクナビは応募している数が断トツだから通過も数撃ちゃ当ってる感じ
enとか@typeは通過できる気がしない
以上、2ちゃんねるより抜粋。
「書き込み1や書き込み2」からもわかるように、応募者をある程度機械的に分類しているようです。これは、大手転職サービスでは仕方がない側面があります。
サービスが大きければ大きいほど、利用者数も企業の求人数も増えていきます。すると、特定の人気企業に応募が殺到する状況が起こります。
そこで、一人ひとりの求職者に時間を使うわけにもいかず、機械的な足きりが始まるのです。
ただし、マイナビエージェントITの場合、転職エージェントサービスになります。エージェントがあなたのレベルに合う求人を見つけて紹介してくれるため、機械的に落とされて落ち込む心配は少なくなるでしょう。
「書き込み3」では、求職者が非常識な行動を取った場合、それが企業側にもわかるようになっていることが指摘されています。
これは、真実か否かは別として、サービスのクオリティを高めるために必要な措置でしょう。
転職エージェントは、100％応募者の味方ではありません。企業側に対しても価値を提供することで、健全なサービスが実現します。
質の低い求職者を紹介してしまったとなっては、求人を出す企業から撤退されてもおかしくありません。これも、あなたが社会人として非常識な行動を取らない限り、あなたにとってメリットとなる仕組みです。
「書き込み4」では、マイナビエージェントITの選考通過率の高さについて言及されています。マイナビエージェントITは選考通過率を売りにしており、「やはり選考に通りやすいという書き込みがあったな…」というのが、僕の正直な印象です。
初めての転職から30代までをお供してくれる、戦略的にキャリアを積むための頼もしいパートナー
- 大手老舗企業が運営しているため、求人数が豊富
- 首都圏や関西圏の求人が多いが、全国規模の求人がある
- 20～30代までの転職に特化しており、エンジニア未経験者にも門戸が開かれている
ここまでの説明で、上記の3点がマイナビエージェントITならではのメリットだと理解して頂けたと思います。
では、どのような方が、マイナビエージェントITに登録するべきなのでしょうか。
結論からいうと、「初めての転職から30代までをお供してくれる、戦略的にキャリアを積むための頼もしいパートナー」というのが、僕がこの転職エージェントに抱いている印象です。
エンジニア未経験者を受け入れていることもあり、やる気や若さを評価してくれているのは明らかです。さらに、一番ビジネスマンと体力的に無理がきく30代までであれば、圧倒的な求人数の中から自分に合った会社を見つけ出してくれます。
そこで戦略的にキャリアを積み重ねることで、40代以降は会社のマネジメント職にスムーズに移行したりフリーランスとして独立を果たしたりするなど、多くの道を用意してくれるのがマイナビエージェントITの神髄と言えるのではないでしょうか？
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