人間誰しも、つまらない仕事より面白い仕事に就きたいはすです。これは、システムエンジニア(SE)であっても変わりません。
しかし、変化の激しいIT業界であっても、仕事がつまらないと感じているSEで溢れ返っていることに驚かされるばかりです。
あなたがこのページを検索したのも、SEの仕事がつまらないと感じたからではありませんか?
実際に、人生のほとんどを費やす仕事が面白くなければ、一度きりの人生が台無しになってしまいます。
そこでこのページでは、「SEの仕事がつまらないと感じる3つの理由と解決策」についてお伝えします。
Contents
SEの仕事がつまらないと感じる3つの理由
世の中には、仕事を楽しんでいるSEも大勢います。「仕事はつまらないものだ」といった価値観を持っている人が近くにいても、一切信じないでください。
「仕事はつまらないものだ」と考える人たちは、仕事がつまらないと自己洗脳しないとやってられない人たちです。
- 実力がなさすぎて、クリエイティブな現場に入れてもらえない
- 家族の生活があり、下手に条件が良いものだから、仕事を辞められない
- 自分も誰かから「仕事はつまらないものだ」と洗脳されている
上記のように、つまらないもの状況から抜け出せない人たちが、自分の人生を肯定していることも頻繁にあります。
では、彼らは具体的に「何がつまらない」と感じているのでしょうか?
結論からいうと、以下の3点に当てはまると、仕事がつまらないと感じてしまいます。
- 業務内容がつまらない
- 人間関係がつまらない
- 仕事が忙しすぎて楽しむ余裕がない
僕も、仕事の全てが楽しいといっているわけではありません。
しかし、生き方次第でいくらでも仕事を愉快にできます。
1.業務内容がつまらない
「業務内容がつまらない」というのが、SEの仕事がつまらないと思わせる最大の要因です。ただし、一言で業務内容がつまらないといっても、その理由はさまざまです。
例えば、新人のうちに経験する、会議の議事録作成のような雑用がつまらないと感じることがあります。この場合、呑気に仕事をするよりも、入社後すぐに裁量を与えられるベンチャーが羨ましく感じるものです。
また、自分のスキルがこれ以上高まらない仕事では、やりがいを感じられなくなることもあります。成長意欲が高いSEにありがちですが、会社が新しい技術より枯れた技術を好む場合、自分の実力を発揮できていないと考えてしまうのです。
ほかにも、運用オペレーターの仕事のように、同じ作業の繰り返しがある業務や暇な時間が多い業務においても、つまらないと思う人たちが一定数います。
新しい学びがなさすぎると、人間の心は淀んでいくのです。
このように、業務内容がつまらないと感じたときは、以下の対策を実施してください。
対策1.責任のある仕事を任されるために勉強する
責任がある仕事を任されるために勉強するのは、業務内容がつまらないと感じているときの対策になります。特に、単調な仕事ばかりでつまらないと感じているなら、一刻も早く出世する必要があるのです。
基本的に、部下や後輩に指示を出す立場にならないと、大きな物事は成せません。そこで、常に自分の一段上の目線で学習してください。
例えば、情報処理技術者試験のPM(プロジェクトマネージャー)試験に合格したり、社会人サークルでリーダーシップを発揮したりすることで、マネジメントの知見やスキルを得るのです。
すると、あなたを引き上げる上司に対してのアピールとなります。
対策2.副業を始めてみる
日々の仕事がつまらないときは、副業を始めてみるのも良いかもしれません。業務では会社の都合で開発環境が決まりますが、副業であれば自分の好きなプログラミング言語の仕事を請け負うことができます。
例えば、某フリーランスのマッチングサイトでは、以下のような開発プロジェクトの依頼があります。
例えば、業務系のシステム以外にも経験しておきたいなら、独学でWeb系のスキルを磨いて、小さなプロジェクトを受注するという手もあるのです。
僕の知り合いにも、ExcelVBAで数時間で完成させられる小さな仕事を受注して、10000円ほどの報酬を得ている人がいます。これなら、1日で完成させられるため、日常業務に影響を与えません。
こうして独学でスキルアップしながらお金を稼ぐことで、何も努力していないSEとは相当な実力の差が生まれるのです。
副業での仕事は自分が社長になったようなものであり、頑張ったら頑張っただけ成果につながります。ゆえに、簡単にモチベーションを高められるのがメリットです。
対策3.各種勉強会に参加してみる
ITエンジニアが集まる勉強会に参加するのも、業務内容がつまらないときの対策の一つです。新しい技術を習得して、仲間と楽しく開発する喜びを感じられるからです。
業務内容がつまらないと感じているということは、業務内容についていけないわけではないはずです。もっと難しい技術を学び、そのスキルを活かしたいと考えているのではないでしょうか?
ならば、意欲の高いエンジニアが集まる場所に出向いて、仕事で抑圧された欲を解放してください。
場合によっては、世の中の開発者たちの賞賛を得るために、オープンソースプロジェクトに参画するのも良いかもしれません。
例えば、僕もWeb開発関係者の人たちの集会に参加することで、日々モチベーションを高めています。
(某勉強会でモチベーションマックスの管理人ヤマダ)
このようにしてモチベーションを高めることで、日々の仕事でも「この日常業務はExcelのマクロで自動化できるな!」のように、業務改善に取り組めるのです。
2.人間関係がつまらない
「人間関係がつまらない」というのも、SEの仕事がつまらないと思わせる要因です。どれだけ追い求めていた仕事でも、一緒に仕事をするメンバーが魅力的でなければ、仕事が楽しくなくなります。
例えば、いくら世間的なホワイト有名企業に入社できても、たまたま配属された部署の上司が合わないこともあるのです。
僕も、かつて恐怖でしかマネジメントできない女上司に当たってしまい、円形脱毛症になったことがありました。
そのとき、女上司は「ヤマダ君はコミュニケーション力が足りてない」という評価を下していたようです。
しかし、僕目線から見ると、自分のイエスマンだけを側におき、自分と相性の悪い人間を徹底的に冷遇しているだけでした。その現場は、離職率も異常に高かったことからも、自分が悪いわけではないと確信していたのです。
実際に、転職して別の現場に入ったところ、全く問題なくコミュニケーションが取れています。そして、円滑な人間関係が築けた現場では、仕事に対するモチベーションも高まり、現場をより良くしようと頑張れているのです。
- 何をやるかより誰とやるかが重要
結局のところ、どのような仕事でも辛いときはあります。
ただし、その辛さを乗り切る上で、相性の良い仲間と共同作業ができるかどうかが重要になってくるのです。
それでは、ここからは人間関係がつまらない(苦痛)と感じたときの対策について解説します。
対策1.SNSやブログで新しい人間関係を作る
SNSやブログを始めて新しい人間関係を作るのは、人間関係のつまらなさ(辛さ)を吹き飛ばす対策の一つです。新しい人間関係を構築して、前向きに考えられるようになってください。
このやり方は、数年我慢すれば配置転換などで、嫌な人間と離ればなれになれる人におすすめします。
人間というものは1つのコミュニティに依存していると、そこの人間関係がつまらないときに、「人生の終わり」のように感じてしまいます。
例えば、「子供の頃は学校の世界が全てだと思い込んでいて、学校でいじめられると世界の終わりのように感じてしまう」ようなイメージです。
しかし、複数の人間関係があると、あくまで会社の人間関係が上手くいっていない自分も、自分の一面でしかないと気がつきます。
まずは、SNSで共通点の多い人間と友達になったり、技術ブログを作って日本中の技術者から必要とされたりしてください。すると、前向きな人間関係を構築できて、自己肯定感も持てます。
- 会社の人間のレベルが低いと感じている
- 会社の人間と波長が合わない
上記のうちどちらの場合でも使える対策です。
対策2.引継ぎを作成してマニュアル作成スキルを高める
会社の人間関係が上手くいかないなら、通常関係の改善を模索するものです。同僚が非常識なら直属の上司に相談するでしょう。
しかし、時には上司(権力者)とウマが合わないこともありますし、会社全体の雰囲気が自分に合わないこともあります。
端的にいうと、「人間関係の改善が期待できない」状況に陥ることがあるのです。この場合、どうすればよいのでしょうか?
本当に人間関係を改善できないなら、退職して次の会社で新しい人間関係を構築するしかないでしょう。
しかし、退職する運びとなっても、少しでも自分の得になるように振る舞うべきなのです。
具体的には、仕事を辞めるとなると、引継ぎを作成することになります。このとき、自分の仕事をマニュアル化して、誰でもできる作業に落とし込むと、Excelなどのスキルが向上するのです。
(こんなにキレイな資料が作れたら、どこの現場でも役立ちますよね?)
このスキルは、将来あなたがマネージャー職になって、頻繁に業務を定型化する際に役立ちます。
このように、人間関係が改善できずに会社を辞めることになっても、転職後の自分にとって得になるように振る舞ってください。
3.仕事が忙しすぎて楽しむ余裕がない
仕事が忙しすぎて楽しむ余裕がないと、仕事がつまらなくなります。ストレスを受け続けたら、誰だって精神的に参ってしまうものです。
仕事が忙しいかどうかの判断基準は、すでに数社で勤務経験があればある程度判断できます。
一方、新卒入社であれば、いまいち自分の置かれている状況がブラックかどうかかわらないものです。
1つの基準として、新卒社員が毎年大量(数十%)に抜けていくような会社は、仕事が忙しくてブラック労働になっている可能性があります。大量離職と社員の酷使は、大抵の場合セットです。
- 仕事が次から次へと沸いてきて、同僚たちと雑談をする時間すらない
- 会社の同僚たちが、お互いに仕事を擦り付けようとしている
- 当たり前のように残業している
上記のような状況が当てはまるなら、仕事が忙しすぎて仕事を楽しむ余裕がない会社といえます。
対策.SEを大切にする会社に転職する
仕事が忙しすぎて楽しむ余裕がないなら、SEを大切にする会社に転職するしかありません。僕はIT業界に10年いますが、エンジニア一人の力で会社の体制を変えた話など聞いたことがありません。
業務に隙間時間が全くなかったり残業時間が長かったりする会社は、経営者が社員を使い倒すことしか考えていないことがほとんどです。
学習時間や業務フローを改善する時間も取れないようでは、後々ジリ貧になることは目に見えています。
このような会社に居続けるのは、もちろんダメです。会社の体制を変える労力も計り知れません。
すると、SEを大切にする会社に転職して、ブラック企業に復讐するしかないのです。
スキルを身につけたSEが、スキルを正当に評価する企業に転職するだけで、IT業界全体が健全になることは間違いありません。
- あなたのスキルは、IT業界を健全にするホワイト企業のためにある
この言葉を胸に刻んで、忙しすぎる現場にNOを突き付けてください。
あなたの仕事が顧客の役に立っている所をイメージしてください
どれだけ魅力的な仕事でも、毎日繰り返していたら「飽き」がくるものです。最初にその仕事に出会ったときの感動は薄れてしまい、隣の芝生が青く見えてしまいます。
このような時、あなたはどうしていますか?
僕は、「自分の仕事が顧客の役に立っている所をイメージ」することで、モチベーションを高めています。
例えば、僕が運用オペレーターとして、サーバー監視をしていた時は、毎日単調な作業を繰り返していました。
そこで、「業務内容がつまらない」と嘆く代わりに、「僕がサーバーを監視しているから、今も友達たちはスマホゲームを楽しむことができるんだ!」と考えていました。実際、サーバーの障害で、楽しみにしていたゲームがプレイできない経験があるからこそ、単調な仕事の重要性も理解していたのです。
- 自分の仕事で、喜んでくれる人が大勢いる
この事実に気がつくことで、つまらなさを払拭するのが、仕事がつまらないと感じたときの一番の対処法なのかもしれませんね^v^。