今日では、IT業界の仕事に長時間労働がつきものであるという事実は、広く知られています。さらに、労働時間の長さに加えて、日々の学習時間を取らないと、時代遅れのITエンジニアになってしまうのです。
そこで大切になるのが、「いかにして無駄な時間を節約するか?」という考え方といえます。
あなたの人生から無駄な時間を排除することで、学習時間を確保しながらプライベートを充実させられるのです。
そこでこのページでは、「現役ITエンジニアが実践する時間節約術5選」をお伝えします。
Contents
現役ITエンジニアが実践する時間節約術5選
さっそく、現役ITエンジニアの僕が実践している時間節約術を紹介していきましょう。
これから紹介する方法は、僕が実践してきて効果が高かったものばかりです。具体的には、以下の5点のいずれかを実践することで、あなたの大切な時間を確保してください。
- 世間の混雑時間を避ける
- 通勤時間を有効活用する
- ながら作業を心がける
- くだらない人間関係を断ち切る
- ネットサーフィン等を始める前にタイマーをセットする
それぞれ、順を追って解説させて頂きます。
1.世間の混雑時間を避ける
世間のピーク時間を避けるのは、時間節約の王道です。混雑している時間を避けて過ごすことで、余計な待ち時間を減らせます。
例えば、世間が昼食を取るタイミングは、大体12時前後です。
ただし、この時間は世間全体が昼食を取るため、余計な待ち時間が発生します。特に、休日の飲食店など、数十分待たされることもザラです。
そこで、あえて飲食店が開店する11時頃や、逆に世間が昼食を食べ終わる13時半頃にランチタイムをずらすことで、混雑時間を避けられます。
ほかにも、朝の通勤ラッシュは、車通勤・電車通勤問わず、余計なロスタイムが発生するものです。
そこで、いっそのこそ朝早くから出社して、会社近くのカフェや会社の休憩室で自己開発に取り組んでみてはいかがでしょうか?
時間の節約にもなり、混雑によるストレスもなくなり、自分を高められるわけですから、人生が好転するのは間違いありません。
2.通勤時間を有効活用する
通勤時間を有効活用するのも、時間節約術の一つです。IT企業は大抵都会に集積しており、通勤には電車を活用します。
そこで、電車の移動時間を有意義な時間にしてください。
例えば、通勤時間が往復2時間程度あるなら、毎日2時間学習時間を捻出できるということです。プログラミングの学習は厳しいですが、資格の学習などは通勤時間でも問題なくこなせます。
電子書籍で学習しても良いでしょうし、紙の本なら1章分だけを裁断して持ち運んでも手軽に学習できるものです。
反対に、家に帰ってからスキルアップに取り組みたいなら、電車の移動時間をスマホゲームなどのストレス発散に費やしても問題ありません。
ただし、漠然と時間を潰すためにやるネットサーフィンなどは、時間の浪費になってしまいます。自分が電車の移動時間を何に使っているかを答えられる生き方を心がけてください。
3.ながら作業を心がける
ながら作業を心がけるのも、時間節約術の一つです。没頭する必要がない作業を複数こなすことで、時間短縮できます。
例えば、フィットネスバイクを漕ぎながら映画を視聴すれば、運動する時間と映画を視聴する時間を一つにできるのです。
運動不足を解消しながら、心を豊かにできるなんで、どう考えても素晴らしい人生ですよね?
ほかにも、ながら作業には以下のような組み合わせがあります。
- マッサージチェアに座りながら読書
- オーディオブックを聴きながら、ご飯を食べる(一人暮らし限定)
- 料理中にお気に入りの音楽を流す
上記のように、ひとつの作業に没頭する必要がないものを組み合わせれば、時間を捻出できるのです。
4.くだらない人間関係を断ち切る
くだらない人間関係を断ち切るのも、時間節約術の一つです。交友関係をスッキリさせることで、余計な物事に惑わされることがなくなります。
一度、あなたの人間関係を棚卸ししてみたらよいでしょう。
- 家族・親友など、心がつながっている人間関係
- 職場の同僚・仕事のパートナーなど、お金でつながっている人間関係
- 生きていたら自然と関わりを持っていた人間関係
人間関係は、上記の3つに分類できるものです。この中で、「3.生きていたら自然と関わりを持っていた人間関係」に関しては、整理する余地が大いにあります。
例えば、たまたま学校の同級生だったり飲み屋で知り合って意気投合したりして、交友関係が増える経験は誰にでもあるものです。
しかし、様々な人生体験を経ていくうちに、どうしても価値観が合わなくなることも増えます。
このとき、無理に合わせる必要などありません。彼らとの交友関係を継続したところで、自分に得るものがないのであれば、関わりを一切断つほうが合理的です。
考えてもみてください。
世の中には60億人以上の人間が存在しており、彼ら全てと出会うことなどできません。人間の寿命を秒数に換算すると約25億秒なので、ひとり1秒でも全員と平等に接することは無理なのです。
むしろ、生まれた瞬間ほぼすべての交友関係をゴミ箱に捨てていると考えたほうが自然でしょう。
そのゴミ箱にひとり追加したぐらいで、なんのバチも当たらないのです。昔は仲良くても、「コイツとの関わりはくだらないな」と感じたら、関係性をさっさと断ち切ってください。
彼らと関わる時間がなくなれば、より豊かになれる作業に時間が使えます。
5.ネットサーフィン等を始める前にタイマーをセットする
ネットサーフィン等を始める前にタイマーをセットするのも、極めて効果の高い時間節約術になります。現代社会のコンテンツは、あの手この手で消費者にもっと時間を使わせようとするからです。
例えば、動画サイトを視聴していると、あなた好みの動画がオススメとして表示されますよね?
この動画で最後だと考えていても、ついつい「あと少しだけ」とズルズル時間が奪われていってしまいます。気が付かないうちに、インターネットに時間を奪われた経験は、あなたにもあるはずです。
そこで重要になるのが「タイマー」です。
ネットサーフィン等を始める前に、あらかじめ「○○分だけ楽しむぞ!」と決めてアラームをセットしておくことで、コンテンツに夢中になっていても我に返ることが可能になります。
ピピピピッ!ピピピピッ!!
おおっと。時間がきたから、直ちにやらなければならない本来の作業に集中するぜ(笑)
このような気付きで、時間の浪費を防いでください。
最も時間を節約するために転職するのも悪くない
本記事では、現役ITエンジニアが実践する時間節約術に関して解説してきました。
誰にでも実践できる内容なので、あなたも今日から試してみてください。
ただし、いくら時間を節約したところで、会社が長時間労働を強要している場合、焼け石に水です。残業時間が40時間からゼロになるだけで、一週間分の労働時間が自由時間に変わります。
そう考えると、ITエンジニアにできる最も効率の良い時間節約術とは、「ホワイト企業に転職すること」といえるでしょう。