フリーランスエンジニアになりたいと考えたとき、不安に感じる人は多いです。周囲の大半が正社員の中、働き方を変えることに心配を感じているのでしょう。
そこで、ほとんどの人が、誰かに相談したいと考えます。
しかし、誰に相談するかを正しく知っておかないと、間違った情報を正しい情報だと勘違いしてしまい、人生設計が崩れてしまうのです。
そこでこのページでは、「フリーランスエンジニアになりたい人の相談先と典型的相談内容」について解説します。
Contents
相談する相手は正しく選ぶこと
はじめにお伝えしておくと、フリーランスになりたいとき、相談してはいけない相手がいます。
例えば、会社の上司に相談しても、その上司が正社員である限り、適切な答えが返ってくるとは思えません。
自分は経験していないからアドバイスできないと正直に答えてくれるなら良いほうで、実際には「後悔するからやめておけ」とよく知りもしないくせに間違ったアドバイスをしてくることもあります。
そのような人間から悪い影響を受けないように、以下のような人たちから情報収集してください。
- 現場に在籍しているフリーランスの人
- エンジニアの勉強会で知り合った人・インターネットで知り合った人
- 正社員転職とフリーランス案件紹介の両方をやっている企業
それぞれ、順を追って解説させて頂きます。
1.現場に在籍しているフリーランスエンジニアの人
現場に在籍しているフリーランスエンジニアの人は、フリーランス転身の相談先として適しています。すでにフリーランスエンジニアになった先輩の生の意見が聞けるからです。
例えば、僕が経験した職場では、50歳代でフリーランスエンジニアをしている同僚がいました。
その人に報酬面や年齢を重ねてもフリーランスエンジニアを続けられるかなど、多くの質問をしたものです。
その結果、同じ仕事でもエージェントが違うだけで20万円以上も単価が違うこと、50歳を過ぎると開発系の案件は厳しくなるが運用SEの案件はあることなど、ためになる生の情報が得られました。
いくらインターネットが発達した時代でも、やはり体験した人間の生の声は重要です。
現場のフリーランスエンジニアと仲良くなり、脚色されていない話を聞くことで、フリーランス転身後の生活感などを探ってください。
2.エンジニアの勉強会で知り合った人・インターネットで知り合った人
エンジニアの勉強会で知り合った人・インターネットで知り合った人に相談するのも手段の一つです。現在の職場にフリーランスエンジニアがいなくても、インターネットで簡単に繋がれます。
例えば、エンジニア向けのオンラインコミュニティに入会すれば、フリーランスエンジニアとの人脈を作るのは難しいことではありません。
そこで、報酬・仕事の獲得方法・生活水準などをヒアリングすれば、「このぐらいの技術力があれば、この程度の報酬になる」という基準が分かります。
ただし、情報のクレクレ君にならないようには気をつけてください。
先ずは仲良くなってから身の丈話を聞く・自分も食事を奢るなど、相手にとってメリットになる何かを与えないと、印象が悪くなってしまいます。
特に、インターネットにはデジタルタトゥーという言葉があるように、自分がやってしまったことが一生記録に残るものです。仕事のとき以上に、自分の振る舞いに気をつける必要があります。
こうして、会社の外部にいるエンジニアに相談すれば、会社の内部の人間に転職を悟られずに済むでしょう。
3.正社員転職とフリーランス案件紹介の両方をやっている企業
正社員転職とフリーランス案件紹介の両方をやっている企業も、相談するに値します。フリーランスエンジニアとしての適性がなければ、正社員転職をおすすめしてくれるからです。
これが、フリーランス案件のみのサービスを展開している企業だと、最終的にはフリーランスエンジニアになるよう誘導されます。
これでは、フリーランス転身後に後悔してしまう可能性もあるのです。
正社員・フリーランスエンジニアともに、メリットとデメリットがあります。両者の気持ちが分かるエージェントであれば、あなたの状況に応じて適切なアドバイスをしてくれるのです。
当サイトとしては、レバテックキャリア・レバテックフリーランスを強くおすすめします。
公式サイトはこちらこのサービスは、同じ企業が運営しており、僕が活用したこともあるエージェントです。フリーランスになろうか迷っているときも、「フリーランス向きではない場合、正社員転職を紹介できますよ!」と言って頂いて、安心した経験もあります。
レバテックキャリアなら40代でも転職可能!49歳でも間に合います
このように、フェアな立場で意見をくれるエージェントは、相談先として適しています。
フリーランスエンジニアになりたい人の典型的相談内容
ここからは、フリーランスエンジニアになりたい人から聞かれる典型的相談内容に関して、回答しておきます。
以下のような質問は、現役フリーランスエンジニアの僕が、頻繁に受ける質問です。
- どれぐらい稼げるのか?
- 生活は不安定ではないか?
- どこのフリーランスエージェントを活用すべきか?
あらかじめ当サイトで予習しておき、失敗を防いでください。
1.どれぐらい稼げるのか?
フリーランスエンジニアになってみて一番聞かれるのが、「どれぐらい稼げるのか?」という質問です。皆、内心では人の給料に興味津々なのでしょう。
結論からいうと、「そんなの人によるわ(笑)」としか言いようがありません。
しかし、大体の相場というものがあります。例えば、僕が利用したことのあるレバテックフリーランスでは、所属エンジニアの平均年収が862万円です。
会社員の平均年収が400〜500万円程度であることを考えると、フリーランスエンジニアになることで、周囲が羨む年収を稼げるのは間違いありません。
特に、何らかの理由で下請け企業のSEに甘んじていた人の場合、実力はあるのに給料が安いという状況に陥っていることがあります。
そのような人は、技術力が評価されるフリーランスエンジニア業界に飛び出すだけで、ビックリするぐらいの報酬を得られることもあるのです。
2.生活は不安定ではないか?
次に聞かれるのが、「生活は不安定ではないか?」という質問です。この質問は、独身か既婚者で少し回答が変わります。
独身であるなら、「フリーランスになれば不安がなくなる程度に貯金できる」と答えています。月50万円も手取りがあれば、1ヶ月あたり20万円を貯金するのは容易いです。
しかし、既婚者の場合、何かと出費がかさみます。共働きの時代ですから、パートナーが安定した職業についているのであれば、もう片方はフリーランスでもやっていけるでしょう。
勤続年数が重要になる住宅ローンなども、パートナー側に組んでもらってください。
また、世の中には「正社員だから安定」という固定観念がありますが、突き詰めて考えると正社員だから安定というわけでもありません。
フリーランスになれば、副業という観点もなくなります。業務時間外に何をやっていようが、それを咎める勤め先はないからです。
僕の例でいえば、IT系Webライターの仕事に取り組んだりWebサイト制作に取り組んだりして、エンジニア以外の収益も作り出しています。
これは、会社に依存する生き方と比べて、もしものときの収入を確保できる生き方です。
収入源が1つしかない正社員と、収入源が3つあるフリーランスであれば、後者に安定を感じる人もいるでしょう。
そう考えると、会社員としては主体性がありすぎて困っている人なども、フリーランスエンジニアになれば安定して輝ける未来が見えます。
3.どこのフリーランスエージェントを活用すべきか?
どこのフリーランスエージェントを活用すべきか?という質問も、たびたび受けます。エージェントに登録するだけで簡単にフリーランスエンジニアにはなれますが、どこのエージェントが優良なのかが分からないからです。
状況によって活用すべきエージェントは変わってくるのですが、「正社員転職とフリーランス案件」の両サービスを展開している企業なら、安心して利用できます。
例えば、当サイトで紹介しているレバテック様は、転職サービスの「レバテックキャリア」とフリーランス案件紹介の「レバテックフリーランス」の2つのサービスを展開しています。
僕自身、今でも時々メールでフリーランス案件がないかどうかを探してもらいますが、その際のメールにも「中途正社員採用の支援をしている」という文言が記載されており、多様な働き方の支援があるのが特徴です。
フリーランス案件しか取り扱っていない・あるいは中途正社員採用支援しかやっていないエージェントだと、フェアな精神が欠けてしまうため、上記のようなエージェントは貴重な存在ではないでしょうか?
ほかにも、初めてフリーランスエンジニアに挑戦するなら、支払いサイトが短かったり確定申告のサポートがあったりするエージェントのほうがおすすめです。
支払いサイトとは、会社員でいうところの給料支払い日となります。月末締め翌月末払いであれば、支払いサイトは30日です。
フリーランスエンジニアの場合、「クライアント → フリーランスエージェント →あなた」という順序で報酬が支払われるため、支払いサイトが60日程度かかることがあります。
これでは、数カ月生活できる貯金がないと、フリーランスエンジニアに転身できません。
しかし、上記で紹介したレバテック様であれば、月末締めの翌月15日払いとなり、普通の会社員以上に迅速に報酬が支払われます。初心者でも安心して利用できるエージェントです。
また、フリーランスは一年に一度、確定申告を実施する必要があります。これは、一年間でどれだけ稼いで、どれだけ税金を納めなければならないかを申告する制度です。
個人事業主なら税理士に相談する必要はありませんが、一年目は「これで正しいのか?」と不安になるものです。このとき、フリーランスエージェントが確定申告の指導をサービスとして展開していれば、無料で相談できます。
このように、フリーランス初心者のうちは、報酬だけにとらわれずにサポート全体を考慮して、フリーランスエージェントと取引すればよいでしょう。
まとめ
本記事では、フリーランスエンジニアになりたいときに相談すべき対象と、誰もが不安に感じる典型的相談内容について解説してきました。
今一度振り返りますが、相談しても安心できる対象は以下の通りです。
- 現場に在籍しているフリーランスの人
- エンジニアの勉強会で知り合った人・インターネットで知り合った人
- 正社員転職とフリーランス案件紹介の両方をやっている企業
身近にいるからといって、会社の上司や親に相談するのは悪手でしょう。会社の上司に不用意に相談しても、「辞めそうだから大事な仕事は任せないでおこう」と思われてしまいます。親が生きた時代とあなたが生きている時代では、持つべき価値観も変わっているのです。
また、フリーランスエンジニアになりたい人は、大抵以下のような不安を抱えています。
- どれぐらい稼げるのか?
- 生活は不安定ではないか?
- どこのフリーランスエージェントを活用すべきか?
稼ぎに関しては、一概には言えませんが、レバテック様が公開するデータでは「平均年収862万円」です。生活も正社員と比べて雇用は守られていませんが、副業などが自由であり、収入を分散化できるメリットがあります。
活用するフリーランスエージェントに関しては、「報酬支払いが迅速」「確定申告のサポートがある」など、初心者向けのエージェントを選んでおけば、間違いありません。