現在では、システムエンジニア(SE)が転職でキャリアを構築するのが当たり前の時代になりました。
IT業界は日進月歩でテクノロジーが進化するため、優良企業が突然傾いてしまうこともあります。
そのような世界で、会社に依存せずにスキルを磨くために転職を決意することは賢明な判断だと僕は感じています。だからこそ、当サイトでは「転職で成功するための知識」を発信しているのです。
しかし、すべてのSEが転職の結果に満足しているわけではありません。
この業界には、人材を頭数としか思っていないブラック企業も存在するため、入社後に後悔してしまうこともあるのです。
そこでこのページでは、「SEが(転職に失敗してしまった!)と感じたときにやるべきこと」を解説します。
現在、転職に後悔して落ち込んでいる方も、まずは本記事を読んで冷静になってください。
Contents
複数回の転職で最終的に成功すればよいということを知り、気持ちを落ち着ける
転職で失敗したと感じたときに意識すべきことは、「複数回の転職で最終的に成功すれば良い」という考えを持つことです。100%の確率で上手くいく転職など存在しないからです。
そもそも、「現在の職場と、未来の転職先企業の比較が難しい」ことが、転職で最大の難点です。
実際に働いてみないと、転職先の現場でどのように活躍できるかわからないものです。
そのため、シビアな考え方になりますが、一回でも転職にチャレンジした時点で、「会社に守ってもらう」という意識を捨て去り、「会社とは、主たる取引先である」ぐらいの意識に変革する必要があります。
すると、今回の取引先があまりよくなかったとして、負の感情を処理できるようになるのです。
より詳しく、複数の転職で最終的にキャリアアップする方法を知りたい方は、以下の記事をおすすめします。
また、あなたは今回、転職によって理想の現実を手に入れられなかったかもしれません。
しかし、後悔しても仕方がないため、失敗を反省して次に生かすことを考えてください。
ここからは、転職に失敗したときに考えるべきことを3つ解説します。
- なぜ転職した失敗してしまったのかを分析する
- 現状の職場で得られる経験がないか探す
- 前職で信頼を積んでいたのであれば、出戻りする可能性を探る
それぞれ、順を追って解説させて頂きます。
1.なぜ転職に失敗してしまったのかを分析する
はじめに、「なぜ転職に失敗してしまったのかを分析する」ことが重要です。失敗は誰にでもありますが、同じ過ちを繰り返すのは自分の責任だからです。
例えば、青い鳥症候群に陥り、「お金・やりがい・プライベートな時間」を全て手に入れられるような職場を探していたとします。
しかし、このような職場は世の中に存在しないものです。
すると、「お金・やりがい・プライベートな時間」のうち、妥協できないものを決めることで、次の転職では自分の軸が決まるでしょう。
他にも、あなたが「前職で仕事ができないのは、成長する機会が与えられなかったから」と考えていたとします。
ここで、転職先でもあまり活躍できなかった場合、「職種が合わないかもしれないので、開発系SEから運用系SEへのキャリアチェンジはどうか?」といった考え方ができるようになります。
このように、同じ失敗を繰り返さないようにして、転職失敗の被害を最小限に食い止めてください。
転職に失敗しない方法を知りたいなら、以下の記事を参考にしてください。
数ヵ月程度の超短期間の転職は、数年の転職よりも印象が良いこともある
転職に失敗したと感じたら、下手に数年間働かずに、すぐに転職してしまうのもひとつの手段です。短期的な転職を繰り返すのは危険ですが、一度だけなら仕方がない側面があるからです。
例えば、以下のような二通りの職歴があるとします。
パターンA
一社目(2年間)→二社目(2年間)→三社目(2年間)→四社目(これから) パターンB 一社目(5年間)→二社目(数ヵ月)→三社目(これから) |
上記のような二つの職歴があった場合、パターンAをみた面接官は、「また2年間で転職しそうだな」と判断します。
これまでのキャリアがそうなので、長期的に働きたいといっても信じてもらえないこともあるでしょう。
一方、パターンBであれば、最初の勤務先は長期的に働いています。
転職先がどうしても合わなかったため、再度転職活動をしていると伝えれば、転職癖があるとは見られません。
そう考えると、下手に数年間働くよりも、失敗したと判断したら即座に再度転職したほうが、印象が良くなることもあり得ます。
常識に凝り固まって、数年間働くと決めつけるのはよくありません。
ただし、数ヵ月単位の転職を複数回繰り返してしまうと、目も当てられません。
くれぐれも、転職に失敗した理由を十分に分析してから、転職活動を開始してください。
2.現状の職場で得られる経験がないか探す
次に、現状の職場で得られる経験がないかを探すことが重要です。日々の生活やキャリアの都合上、何度も転職を繰り返すことが難しいことがあるため、現状の職場でスキルアップに臨むしかないこともあり得るからです。
例えば、異常に忙しい職場に当たってしまったとします。ここでブラック企業だと嘆かずに、生産性をあげるための施策に取り組むのは、今後の人生に良い影響を与えるでしょう。
僕の例でいれば、忙しすぎる職場にいた頃、ポモドーロ・テクニックと呼ばれる時間管理法を用いて生産性を高めたことがあります。
これは、時間配分を「25分はタスクに集中する、その後は5分休憩」のように細かく分けて、集中力を持続させる方法です。
極限まで追い詰められているからこそ、このような施策に取り組めば、貴重な経験が積めるのです。
また、尊敬できない上司や同僚でも、大抵ひとつぐらいは自分より優れたスキルを有しているものです。
仮に、相性の悪い上司に当たってしまっても、「自分はこの人のスキルに頭を下げているんだ!」と考えるようにして、ストレスを回避してください。
仮に最悪な職場で働くことになっても、考え方ひとつで自己成長することができるのです。
3.前職で信頼を積んでいたのであれば、出戻りする可能性を探る
前職で活躍していて、惜しまれる形で転職していた場合、恥を忍んで連絡を取ることで、前職に復帰できるパターンがあります。企業側も、成果をあげることはわかっているため、再び雇用しやすいのです。
例えば日本には、働きがいのある会社として有名な、ワークスアプリケーションズという企業があります。
この企業では、一定の評価をクリアしていれば、再入社が認められる 「カムバック・パス制度」が存在します。
このように、前向きな会社であるほど、優秀な社員の出戻りを制度化しているのです。
企業側としても、他社を経験した上で戻りたいと言われているのですから、自社の良さを再認識している社員だと判断します。
あなたも、他社の合わない企業を経験することで前職の良さを再認識し、より迷いなく仕事に打ち込めるはずです。
もちろん企業によって考え方の違いはありますが、一度検討してみる価値はあるでしょう。
このように、転職に失敗した後にできることは山ほどあります。僕もかつては、転職で失敗したと絶望したことがありました。
しかし、仕事を続けていくうちに、上手に人生の軌道修正ができています。
「複数回の転職で最終的に成功すれば良い」と考えれば、今回の失敗は成長へと繋がる道なのです。
SEの転職失敗をカバーする方法
転職先で実際に働いてみないと企業の実態が分からない以上、転職に失敗はつきものです。仮に転職エージェントを活用したとしても、少ない求人の中で仕事を決めると視野が狭まります。
そこで、転職に失敗したと感じたときは、「とにかく求人数の多い転職エージェント」に登録することをおすすめします。
大量の選択肢の中から、根気強く仕事を探していけば、必ず成長につながる転職先が見つかるのです。ちなみに、当サイトがおすすめ転職エージェントは、「マイナビエージェント×IT」です。
全国対応の日本最大級エージェントで、転職活動を開始したい方は「マイナビエージェントIT」に登録してみてください
首都圏だけでなく全国に対応しているため、他の転職エージェントにはない豊富な選択肢から仕事を探せます。
なお、取り扱っているIT業界の職種が、以下のように大量にあるところも大手企業ならではの魅力です。
- プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー(WEB、オープン、汎用、制御・組込)
- システムエンジニア(WEB、オープン、汎用、制御・組込)
- プログラマー(WEB、オープン、汎用、制御・組込)
- 社内SE
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- セキュリティエンジニア
- データベースエンジニア
- システムコンサルタント(業務系、テクニカル系)
- パッケージ導入コンサルタント(ERP、CRM、SCM等)
また、当サイトの管理人ヤマダは複数の転職エージェントと取引しているのですが、「うちなら転職に失敗した方をフォローできる」という話を、マイナビエージェント×IT様から直々に頂いています。
マイナビエージェント×IT様が「転職に失敗して後悔しているSE」をフォローすると言ってくれているのですから、利用しない手はないでしょう。
対象年齢 | エリア | 未経験 |
20~30代 | 全国(首都圏・関西圏多数) | 〇 |