世の中の職業の中には、その職業しか持っていない魅力があるものです。例えば、政治家や役人はとても忙しいですが、彼らしか持ち得ない権力を使う楽しさがあります。
こう考えたとき、ITエンジニアには、他の職業にはない魅力が盛り沢山です。
スキルを身に付けた後の転職市場での厚待遇から、将来的な独立のしやすさまで、ITエンジニアになるメリットは測り知れません。
このメリットを意識して働くことで、自分が実現したい人生に一直線に突き進めます。
そこでこのページでは、「ITエンジニアの魅力」を徹底的に深掘りしていきます。
Contents
ITエンジニアだけが持っている魅力の数々
当サイトの管理人であるヤマダは、学生時代から数えると、10年以上もIT業界と関わっています。その間にも多くの技術が廃れて、多くの新技術が登場してきました。
しかし、変化の激しいIT業界であっても、変わらない魅力があるものです。
具体的には、以下の点は、ITエンジニアだからこそ感じられるメリットだと考えられます。
- 作業を自動化できる
- 仕事がすぐに見つかる
- 実力を示すのが容易
- オタク系の人が多い
- 生み出す喜びを感じられる
それぞれ、順を追って解説させて頂きます。
1.作業を自動化できる
ITエンジニアは、普段のパソコン操作をプログラムで自動化できます。面倒くさい定型作業を自動化することで、仕事・プライベートを問わず楽に仕事ができるようになるのです。
例えば、かつて僕が経験した運用SEの現場には、作業の多くをシステマチックに自動化しているところがありました。
- Webサイトへのログイン
- データの取得
- 取得データの成形
- ファイルのアップロード
- メール送信
- エラー判定
上記のような決まりきった作業を、全てプログラムで自動化していたのです。
ボタンひとつを押すだけで、今まで人間がやっていた作業が自動化されるため、業務量にも余裕がありました。
(Excelのマクロや、UWSCと呼ばれるWindowsの自動化ツールを使うと、作業を自動化できます)
このような簡単なプログラミングができるだけで、プライベートでもパソコン操作が楽になります。
例えば、お気に入りのサイトにある画像を自動で収集したり、ボタンひとつでお気に入りのソフトウェアを起動したりと、面倒な作業から逃れられるのです。
コンピュータがない時代は、「自分がやるか、それとも人(機械)にやらせるか」ぐらいしか選択肢はありませんでした。
しかし今では、プログラミングの力でコンピュータにやらせる世界になっています。
2.仕事がすぐに見つかる
ITエンジニアは、仕事がすぐに見つかります。これは、ITエンジニアが技術職であるからです。
看護師や介護士の仕事と同様、ITエンジニアの仕事も、現場を問わずに共通するスキルがあります。
例えば、僕はITエンジニアとして、Excelマクロのスキルを身に付けています。これは、Excelの作業を自動化できる簡易的なプログラミング言語のことです。
このスキルがあるおかげで、Excelを活用する全ての現場で、プログラムを修正する仕事がこなせます。
このような現場に依存しないスキルを複数身につけるだけで、現在の職場を退職しても、新しい現場がすぐに見つかるのです。
特に、ITエンジニアの人手不足は、これからもずっと続くと言われています。
現に、僕もエンジニアとして働いているおかげで、複数のエージェントから仕事を紹介されています。以下の画像は、僕が一度断った仕事が、報酬を見直されたうえで再度提案されている様子です。
このように、特定の技術を身につけるだけで、学歴がなくても引っ張りだこになれるのが、ITエンジニアの特徴です。
3.実力を示すのが容易
ITエンジニアは、他の技術職より実力を示すことが容易です。プログラミングを行うことで、自分の実力を示す成果物を自宅で制作できるからです。
例えば、面接の際にアピールできるような簡単なソフトウェアを制作しておき、ソースコードを含めて提示することで、実力を示せます。これなら、口下手なITエンジニアでも、簡単に自分をアピールできるのです。
他にも、フリーソフトを公開したり、技術系ブログを執筆したりすることで、技術的に意欲があることを証明できます。
特に、技術系ブログを運営していたら、失業時にも「○○という技術に精通した私が、現在仕事を探しています」と情報発信することができるのです。
普段から趣味のプログラミングや情報発信を続けていると、実力を示せるだけではなく、セーフティネットとしても機能するでしょう。
ITエンジニアは、趣味のソフトウェア制作や情報発信などで、職務経歴書にプラスできる成果を出せることを、留意してください。
4.オタク系の人が多い
(管理人ヤマダはガンダムが好き)
ITエンジニアには、オタク系の人が多いです。これは、コンピュータとオタクの親和性が高いからだと考えられます。
大企業の社員であれば身だしなみなども洗練されていますが、話してみると何かのオタクであることも多々あります。
この事実は、オタクであることで迫害されてきた人間にとっては朗報でしょう。
例えば、学生時代であれば、「オタク系の趣味を持つよりスポーツに打ち込んでいるほうが偉い」という謎の価値観があります。実際に、この現象は「スクールカースト」とも呼ばれており、オタクが見下されるような文化が世の中にはあるのです。
しかし、コンピュータの世界に行くと、周囲の人間がオタク系であることも多く、オタクだという理由で迫害されることはありません。
むしろ、プログラミングの力で業務を改善できれば、社会性などは多めに見てもらえるぐらいです。ITエンジニアは職人肌の人間も多く、非ITエンジニアも最初からそういう目で見てくれています。
いわゆる根が明るい人たちの会社は、「女(合コン)・アウトドア・飲み会・フットサル!」のようなノリで休日を過ごしています。(管理人の偏見)
IT業界では、そのようなノリを強要する現場がほとんどありません。IT業界未経験のオタクでも、安心してITエンジニアに転身してください。
5.生み出す喜びを感じられる
ITエンジニアは、モノを生み出す喜びを感じられます。頭の中で構想したソフトウェアが完成するのは、何物にも変えがたい喜びになるものです。
例えば、僕はプログラマ時代に、物流倉庫の在庫管理システムを開発していました。具体的には、とある乗り物の部品を管理するシステムを開発していたのですが、自分がプログラミングしたソフトウェアが想定通りに動いているところをみて感激したものです。
現代社会では、ありとあらゆる状況で、ITエンジニアが作り出したソフトウェアを操作しています。
- コンビニのATMでお金をおろすとき
- 携帯電話でインターネットを活用するとき
- 調査したデータをまとめるとき
ソフトウェアを操作して何かを達成するのは、もはや当たり前の状況になっているのです。
このとき、非ITエンジニアであれば、誰かが作り出したソフトウェアを活用するしかありません。「〇〇のような機能を持つソフトウェアが欲しい」と思っても、どうすることもできないのです。
しかし、ITエンジニアであれば、Excelのマクロ機能を用いることで、定型業務を簡単に自動化できます。自分が思い描いたWebサービスを開発して、世の中に公開することもできるのです。
現代であれば、ソフトウェアの開発環境も、無料で簡単に構築できます。モノづくりを楽しみたい人は、プログラミングを始めてみることをおすすめします。
まとめ
ITエンジニアの魅力は、本記事だけでは語りきれないものです。
例えば、ITエンジニアは努力のコスパが大変優れており、数年間の努力でフリーランスエンジニアになれるスキルが身に付きます。
そして、首都圏でフリーランスエンジニアになれば、年収1000万円も夢ではないのです。
そこまで上昇思考を持っていなくても、応用情報技術者という資格を取得しているだけでも、転職市場で相当評価を受けます。
(学生時代の貯金で何とか生きている管理人ヤマダ…)
なお、IT業界の未経験者が応用情報技術者に合格できるレベルに達するまでの時間は、1~数年程度でしょう。
つまり、ここでもコスパの良さが際立っているのです。
未経験からIT業界に挑戦したら、最初だけは苦労します。見たことも聞いたこともない知識やスキルに振り回されることもあるはずです。
しかし、IT業界で毎日働いていたら、嫌でも実力が身に付きます。生き延びるだけで、社会に通用するITエンジニアになれると考えて間違いありません。
自分が今の仕事に限界を感じているなら、ITエンジニアに挑戦することをおすすめします。
なお、それでも一人での転職に不安があるなら、IT専門の転職エージェントを活用してください。履歴書の添削から面接指導、さらには給与交渉まで請け負ってくれる無料の転職エージェントを利用すれば、ITエンジニアへの転身は難しくありません。